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自律神経を知ろう

2015/12/07カテゴリ:

こんにちは。
ワヤンリゾートヨガです。

当スタジオの会員様にお聞きすると、
岩盤ヨガを始めるきっかけとして
「自律神経を整えたいから」
という理由をあげられる方がいらっしゃいます。

自律神経ってよく耳にしますよね。

「自律神経失調症」のように、
自律神経の乱れが生じている方も最近では多くいらっしゃるようです。

自律神経が乱れると、どうなるのでしょうか?
具体的な症状は人それぞれのようですが、
たとえば、頭痛、耳鳴り、手足の冷え、動悸などの症状が表れるようです。

image

ではこの自律神経とはいったいなんなのでしょう?

まず、神経についてですが、少し小難しいお話にお付き合いくださいね。

神経系のお話

人間の神経系は、以下の中枢神経系と末梢神経系にわけられます。

中枢神経系•••脳と脊髄

末梢神経系•••「体性神経系」+「自律神経系」

ここで自律神経が出てきましたが、
自律神経のお話をする前に、
もうひとつの末梢神経系である
「体性神経」について簡単にご説明しますね。

「体性神経」はさらに「運動神経」と「感覚神経」にわけられます。

この「運動神経」は、走るのが速いとかの運動神経ではないですよ。念のため。

ここで言うところの「運動神経」は、
たとえば、手や足を動かすときに、
脳から「動かせ」と指令を出すための神経です。

また、「感覚神経」は、たとえば、
ヒジをぶつけた時にビリビリっと痛みを感じますよね。
そのときに痛みという感覚を脳へ伝える神経です。

自律神経のお話

さて、次に自律神経についてです。

自律神経は、内臓の働き、呼吸、体温・発汗調整をコントロールしています。

これらは意識して動かそうと思って動かすものではなく、
無意識で自然にその働きがコントロールされているものです。

なので、眠っていて意識のないときでも、
心臓は動いていますし、呼吸も休むことはありません。

「あっ心臓動かすのを忘れてた!」
なんてことになったら大変ですよね。

交感神経と副交感神経

この自律神経には、交感神経と副交感神経があり、
シーソーのようにどちらか片方が働くようになっています。

交感神経がオンになるときというのは、
早くいえばストレスを受けたときです。

交感神経のことを「闘争と逃走の神経」と呼ぶこともあります。

ストレスを受けたときに、
この交感神経がスイッチオンとなって、
闘争もしくは逃走しようと体が反応するのです。

具体的には、心臓の鼓動が速くなったり、筋肉が硬くなったり、血管が収縮したりします。
アドレナリンが出て、いつでも闘争か逃走ができる状態ですね。

image

反対に、副交感神経がオンになるのは、
リラックスしているときです。

心臓はゆったりと動き、筋肉がゆるんで、体の末端まで血液が行き届いている状態です。

image

交感神経と副交感神経のバランス

昼間、交感神経が働いているときは、副交感神経はお休みしていて、
夜、副交感神経が優位に働くと、交感神経は鎮まります。

このバランスがうまく取れていれば、
朝は気持ちよく起きることができるし、
夜は深く眠って一日の疲れをとることができます。

太古の昔には、人間は太陽のリズムに合わせて生活をしていたので、
日が昇るとともに起床して、
日没とともに就寝するという生活が可能でした。

こういった生活をしていれば自律神経が乱れることはないのですが、
現代のように、夜になっても蛍光灯やテレビやパソコンなどの明かりがあったり、
残業で遅くまで仕事をしていたりして、
どうしても交感神経がオンになったままの状態から抜け出せません。

自律神経は前述したように、
意識して働かせることができませんので、
「よし、いまから副交感神経をオンにしよう」
と意識したところで、オンにはできないのが悲しいところです。

それではどうすれば良いかというと、
現代の社会に生きていると、放っておいても交感神経がオンになりやすい環境ですので、
意識的に副交感神経をオンにするように心がけることが大切です。

今回は記事が長くなってしまったので、
具体的な方法は、次の記事でご提案しますね。

お楽しみに!

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