こんにちは。
ワヤンリゾートヨガです。
スタジオで体を動かしてヨガを継続していると
日常の生活にも良い影響が出てきます。
もちろん、コアと言われる体幹部分の筋肉がついて
プロポーションが良くなるというメリットもありますが、
深く長い呼吸を続けると、精神的に落ち着いていられるようになります。
この体から心へのアプローチは、ヨガの素晴らしい効用のひとつです。
ヨガでは、日常生活で行わないように教えている5つの戒律があります。
これをしないようにすることで、平和な心で毎日を過ごすことができるようになります。
※カッコ内のカタカナ表記はサンスクリット語の読みです。
1 非暴力(アヒンサー)
暴力的な行為を行わないことです。
この「暴力」には、殴るなどの身体的な暴力だけではなく、
人を傷つけることを言ったり、思ったりすることも含まれます。
2 正直(サティア)
嘘をつかないことです。
言ったり書いたりしたことと、実際の行為を一致させることでもあります。
自分の中に矛盾を生じさせないということですね。
この戒律を守っていくと、過大評価や過小評価をしなくなります。
3 不盗(アスティヤ)
他人の物、時間、喜びなどを盗まないことです。
他人を必要以上に羨んでいると、他人の物や喜びなどを盗む行為に繋がってしまいます。
自己肯定ができるようになると、そういったこともなくなります。
4 禁欲(ブラフマチャリヤ)
性的なエネルギーを適切にコントロールすることです。
恋人やパートナーへの愛情・愛着も度がすぎると執着へと変わってしまいます。
ヨガでは執着は手放すことが望ましいと考えられています。
5 不貪(アパリグラハ)
所有欲を克服して、必要以上にものに執着しないことです。
自分には「無い」と感じたり、劣等感を持っていると、
どうしても所有欲がでて、執着が生じてしまいます。
前述のように、執着は手放していきましょう。
以上ですが、いかがでしょうか。
いずれも、ヨガでなくとも、日常生活で基本的に守るべき事柄ばかりだと思います。
そして、守るべきだと頭ではわかっていても、
なかなか実行できないものばかりでもあります。
一度にすべてを行うことは難しいかもしれません。
そんなときは、まずは毎日ひとつテーマを決めて、
それを守ろうと心がけることから始めてみてください。
もしも守れなくても、ご自分を責めないでくださいね。
すぐにできてしまうようなことであれば、
こういった「教え」として文字化されていないはずです。
なかなか守れないことだからこそ、
わざわざ文字にして、「教え」として伝えられているのです。
また、してはいけないことをしてしまい、自己嫌悪に陥る必要もありません。
ぜひ、戒律を守れたことで生まれる心の平和や穏やかさを味わうことにフォーカスしてください。