こんにちは。
ワヤンリゾートヨガです。
とうとう明日はクリスマスですね。
私はクリスチャンではないですが、
このウキウキとした街の空気は、毎年幸せな気分にさせてくれます。
以前、会社勤めをしていたときは、
この時期には世界各国の取引先からクリスマスカードが届いていました。
どれも相手の幸せを祈る内容のものです。
また、日本国内の取引先からは、
年が明けてから新年のご挨拶をいただきましたが、
それも相手の幸せを祈る内容のものでした。
他者のために祈るのは、とても心豊かな行為だと思います。
自分に余裕がなければ、きっと人のために祈ることなどできないでしょう。
この「祈る」ということこそが、
クリスマスからお正月にかけてのホリデーシーズンを
豊かでぬくもりのあるものに感じさせているのではないかと思います。
祈りを科学的に分析する
さて、この「祈り」ですが、
近年、脳科学の分野で面白い分析がなされています。
よい祈り、つまり誰かの幸せや、自分と相手の幸せを祈るとき、
ベータエンドルフィンやドーパミン、オキシトシンなど
多幸感をもたらす脳内快感物質が分泌されることが明らかになりました。
とくにオキシトシンは、別名の愛情ホルモン」と呼ばれ、
男女の別なく、大切な人を想うときに分泌されます。
ちなみに、嫌いな人の不幸を祈るなどの悪い祈り(というよりも呪いですね)の場合は、
ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されるようです。
祈りもネガティブだとストレスを招いてしまうのですね。
祈りは利他の行動
また、他人のために祈るというのは、利他の行動とも言えます。
この利他の行動も、人に幸せをもたらすということがわかっています。
利他の行動をとると、脳の大脳皮質にある報酬系という部分が活性化し、
喜びや幸せを感じます。
「報酬系」と言いますが、これは相手からの感謝や評価とは関係なく、
自分が相手にとって「善い」と思う行動をとることで、喜びを感じるというのです。
このように、祈りを脳科学的に分析すると、
相手のために祈っているはずが、
実は自分にいい影響を与えていたということがわかります。
祈りを実践する
私は自分のヨガのプラクティスでは、
最後に自分の大切な、大好きな人たちの幸せを祈っています。
そんなとき、確かにとても満ち足りた幸せな気分になります。
自分が幸せになりたくて人の幸福を祈るのは
本末転倒になってしまいますが、
誰かの幸せを純粋に祈った結果、温かい気持ちで満たされたときは、
素直にその温かさを味わうと良さそうですね。
祈りを捧げるのに、このホリデーシーズンはとてもいい機会だと思います。
ヨガの後でも、寝る前でも、
少し時間をとって大切な人たちの幸せを祈ってみませんか。
きっと温かく豊かな気持ちで年末年始を過ごせることと思います。