こんにちは、YUKIです。
ヨガを続けていくうちに、体も心も軽くなったり
穏やかな気持ちを持てたりするようになりませんか?
ヨガの効果は、体を健康にするだけではなく
精神も整えてくれる効果があります。
このバランスをうまく取れるように行っていくヨガ。
そこには、≪八支則≫という哲学があります。
ヨガに詳しい方はご存知かもしれませんが、あらためて
八支則のおさらいをして、さらにヨガを効果的に楽しんでくださいね。
≪八支則とは≫
ヨガを実践するための、8つの作法、段階を表したものです。
本格的にヨガを習いたい方は、この八支則に法って生活をされますが、
ヨガをする人が絶対に破ってはいけないルール、というものではありません。
ですが、その教えの中には日常生活を送るうえで、人生を豊かにするヒントが
あるかもしれません。
参考になれば幸いです。
≪八支則≫
◆ヤマ(禁戒)
日常生活の中で、他人や物に対して慎むべき5つの心得の事。
良い環境、良い人間関係を保つために自制すべき内容が
まとめられています。
・アヒムサ
非暴力、非殺生。
身体への暴力だけではなく、精神的な暴力、言葉の暴力も含めて
行ってはいけない行為とされます。
自分自身を傷つける事もいけません。
何事にも思慮深くあるように努めます。
・サティヤ
正直である事、誠実である事。
自分の利益や見栄を守る為に噓をつかない事。
自分に誠実であれば、嘘をつく必要もなく
心穏やかにいられます。
・アステーヤ
盗まない、他人の所有物を奪わない。
独り占めしたり、欲張って必要以上に手に入れようとしない事。
・ブラーマチャリヤ
食欲、物欲、性欲などのあらゆる欲に惑わされ、
エネルギーを消耗しないようにする事。
・アパリグラハ
執着しない事。
次々と沸く欲望に翻弄されず、何かに対して必要以上に所有しない事。
必要以上に所有し、執着がわくことによって
失う事への恐怖や奪われるかもしれないという疑い、
他人への嫉妬や怒りが沸き起こってくると言われるからです。
◆ニヤマ(勧戒)
日常生活の中で、自分に対して守るべき5つの心得。
自分自身と良い関係を保つためにするべき内容となっています。
・シャウチャ
心身、身の回りの環境を清潔に保つ事。
・サントーシャ
「足る」を知る事。
与えられた環境に感謝し、満たされている事に気付き
満足することが大切です。
・タパス
努力する、鍛錬する事。
・スワディヤーヤ
自分の心を良い方向へ導いてくれる書物を読み、向上心を持って
学習に励むこと。
・イシュワラプラニダーナ
神への信仰心、感謝の念、献身的な気持ちを持つ事。
◆アーサナ(坐法)
ヨガのポーズ。
瞑想に適した、安定して快適な座法を身に付ける為の
練習をする事。
◆プラーナヤーマ(調気)
呼吸、体、心を繋げる事に意識を向ける事。
◆プラーティヤハーラ(制感)
感覚への意識を高め、コントロールする事。
◆ダーラナー(疑念、集中)
一点集中。意識を特定の対象物に長時間向け、
心を集中させる状態の事。
◆ディヤーナ(無心、瞑想)
瞑想状態。積極的に集中することもなく、深い静かな精神で
いられる状態。
◆サマーディ(三昧)
ヨガの最終目標。解脱や悟りとも言われる。
瞑想が深まり、集中の対象と一体感を感じている状態。
心の平静を保つ精神的な喜びを感じ、至福と言われています。
上から順に行動と心得のレベルが上がっていき、
最終的に8番目を目指すような内容となっています。
その中でも、1番目、2番目の
【ヤマ】【ニヤマ】は
ヨガに限らず、日常生活に積極的に取り入れたい
教えとなっています。
是非参考にされて、心身ともに満たされた人生を
目指してくださいね。